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四柱推命で知る個性

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私は人と接する機会が多い仕事をしているからこそ、人それぞれの個性の違いに日々、興味を持っています。今日は、四柱推命における天干(てんかん)と地支(ちし)について、私なりの理解と実際の経験を交えながらお話しさせていただきたいと思います。

まず、天干というのは十干(じっかん)と呼ばれる10個の要素のことで、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)があります。これらは空間を表す重要な概念で、命式の中で上に位置することから天干と呼ばれています。

実は私、四柱推命との出会いは職場の先輩からでした。その先輩は四柱推命協会で学ばれていて,私の性格や仕事の適性について的確なアドバイスを四柱推命を使ってくださったんです。それがきっかけで、私も四柱推命の勉強を始めました。

天干は、その人の本質や周りからの印象を表すと言われています。例えば、甲(きのえ)の人は前向きで実直な性格を持っているんですが、私の部署の課長さんがまさにその通りの方で、いつも率先して仕事に取り組まれています。

乙(きのと)の人は優しさと嫉妬心を併せ持つそうで、丙(ひのえ)の人は明るく競争心が強いんです。丁(ひのと)は知性派で観察力に優れているタイプ。私の同期で丁の人がいるんですが、確かに細かいところまでよく気がつく人です。

戊(つちのえ)の人は温厚で情に厚く、己(つちのと)は落ち着きがあって包容力のある方が多いそうです。庚(かのえ)は冷静で義理堅い性格で、辛(かのと)は敏感で高級志向。壬(みずのえ)はおおらかで社交的、癸(みずのと)は人を育てる能力に優れた温かい人柄だと言われています。

一方、地支(ちし)は十二支のことで、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)があります。これは命式の下に位置することから地支と呼ばれ、その人の内側にある人間性を表すんです。

例えば、子(ね)の人は柔和で愛情深い性格を持っていて、丑(うし)の人は忍耐力があり責任感が強いそうです。寅(とら)は楽天的で大胆、卯(う)は温厚で可愛らしい特徴があります。

私自身は辰(たつ)なんですが、自由奔放で負けず嫌いという特徴は確かに当てはまっているかもしれません。巳(み)の人は金運に恵まれ器量が良いと言われていて、午(うま)は陽気で人気者になりやすい傾向があるそうです。

未(ひつじ)の人は人情味があって研究心が強く、申(さる)は頭が良くて創造性がある傾向が。酉(とり)は頭の回転が速いけれど気移りしやすいそうです。戌(いぬ)は直感力があって人のために尽くすタイプで、亥(い)は意志が強くて内面が優しい性格だと言われています。

私は行政の窓口で市民の方々と接する機会が多いのですが、四柱推命を学んでから、相手の性格をより深く理解できるようになった気がします。もちろん、これは参考程度の理解ですが、コミュニケーションをより円滑にする助けになっています。

また、自分自身の性格や傾向を理解することで、仕事での強みや課題も見えてきました。例えば、私は几帳面な性格なので、書類作成や整理の仕事が得意です。でも時には柔軟性に欠けることもあるので、その点は意識して改善するように心がけています。

天干と地支は、陰陽や五行の理論とも深く結びついていて、それぞれが異なる視点から私たちの性格や本質を教えてくれます。この知識は、職場での人間関係や市民サービスの向上にも活かせると実感しています。