アラブ首長国連邦のドバイを出発したエミレーツ航空の旅客機は、機体側面に大きな穴を開けたまま14時間近く飛行を続けました。
目的地のオーストラリア・ブリスベンに到着後、機体から降りた乗客は、機体に穴が開いていることに驚きました。
トラブルが発生したのはエミレーツ航空EK430便(エアバスA3)で、SNSに投稿された画像からは機体に空いた穴の大きさがうかがえます。
エミレーツ航空によると、飛行中に「技術的な不具合」によってタイヤが破裂したことが原因だという。
同機に搭乗していたアンドリュー・モリスさんは、「最初はとても怖かった。深刻な事態になるかもしれないと感じた客室乗務員は、すぐにコックピットに連絡した」とツイートしている。
しかし、客室乗務員たちはすぐに冷静さを取り戻した。
「彼らの冷静な態度を見て安心しました」と彼は言う。
「彼らはこれが大惨事でないことを知っていたのです」とモリスは振り返る。
トラブルがいつ発生したのか、その状態でどれくらいフライトが続いたのか、正確なことはわからない。
しかし、出発後45分ほどでトラブルが発生したという報道もある。
航空情報サイト「Aviation Herald」によると、同機は事前にブリスベン空港の管制塔に連絡し、着陸に備えて状況を伝え、緊急対応を要請していたという。
エミレーツ航空はその後発表した声明で、「機体、骨組み、構造には影響がなかった」と強調する一方、「22本のタイヤのうち1本が飛行中に破裂し、機体を覆う外装の一部を損傷した」と説明した。
外装を交換し、エンジニアが機体の安全性を確認するための点検を行ったという。
現在の機体の設計やマニュアルを見ると、事故のたびに調査と対策が繰り返され、パイロットは事故のシミュレーションを繰り返しながら訓練を受けてきたことがうかがえる。素人が後戻りできるわけがない。
電車の運転手も事故対策の訓練をしつこくやっているようで、それに比べて車の運転手はあまり訓練を受けていないのではと思いました。
確かに事故が起きたら何もできない人もいるので、事故が起きたら110番する、安全な場所で待つなど、もう少し刷り込みが必要なのかもしれません。
事故に関するニュースに興味がない人には届きにくいので、事故以外のニュースも盛り込む機会があるかもしれません。