あなたが古川忠義の30日でマスターするギター講座をお手にとってくださり、楽しくベンベンされていらっしゃると思うのですが、この講座の楽譜は少し特殊なんですね。
まず、ドレミが出てきませんね。
歌の歌詞とリズムとコードくらいです。
3弾のアルペジオのところは番号も出てきますが、こんな分かりやすい、見てすぐ弾ける楽譜というのが、おそらく本屋さんには無いと思います。
というのも、ギターはたいてい「タブ譜」と言われる楽譜を使っているからです。
タブ譜は楽譜の最初に「TAB」と書いてあります。
ちょっと音楽のときの教科書を思い出してみてください。
リコーダーなんかを吹くときに楽譜を使ったと思うんですが、あれはドレミで書いてあって、おたまじゃくしが読めなくて「ミー、ソレー」なんてカタカナで書いた方も多いのではないでしょうか(笑)
あのドレミで書いてある楽譜のことを「五線譜」と言います。
5つの線で書いてあるので、そのまま五線譜です。
ですが、パッと見て、どれがドでどれがソなのか、慣れないとなかなか分かりませんね。
ギターのタブ譜というのは全く違っています。
まず、線が6本あります。
なぜ6本なのか。それは、ギターの弦が6本あるからです(笑)
これでピンと来た方もいらっしゃると思うのですが、それぞれ一番下の線が6弦。
上に行くにつれて5弦、4弦…となっていき一番上の線が1弦なんですね。
これは、ちょうどギターを真上から見た形です。
これはコード表と同じですね。上から見た様子なんです。
それで、古川忠義の30日でマスターするギター講座では、それぞれの弦の位置に番号が書いてあります。その番号はフレットの番号なんですね。
つまり、タブ譜は地図のようになっていて、見てすぐ左手はどこを押さえたらいいのかということが分かるようになっています。
これはとっても便利です。
ドレミは、おたまじゃくしの位置を覚えて、それがピアノやバイオリンのどこの場所なのか、も覚えなくてはなりません。
ですがギターのタブ譜は、押さえるところをそのまま書いているだけなので、とっても簡単です。
ですから、音楽の成績が悪い子もギターがめちゃくちゃ上手い、なんてことになるんですね(笑)
実際にプロのギタリストでもドレミが分からない人がいるくらいです。
古川忠義の30日でマスターするギター講座