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知らない事は語らないほうが良い

ある「原発に詳しい人」が原発に反対する意見を表明するサイトを運営していました。
サイトでは建築工事の専門家として「原子力発電所」という「建造物」に関する問題を指摘していました。
しかし、その方は「原子力」には詳しく無い方でした。
なのに勇み足といいますか、残念ながら「専門外」の原子力に関する話もしてしまいます。
その中身はかなり「残念な」内容。
付け焼刃な知識で、よくいる「頭の悪い反対派」が語るような内容となっていました。
おそらく「反原発」の姿勢に共感した「頭の悪い反対派」から入れ知恵された内容を、そのまま掲載してしまったのでしょう。
ちょっと調べればすぐにわかる明白な間違いが見られ、せっかくの「貴重な情報を掲載しているサイト」としての価値を損ねています。
一つの誤った情報がサイト全体の信憑性・信頼性を損ねる。
他の箇所の「建築専門家」としてのすばらしい指摘も、「もしかして嘘や捏造じゃねぇの?」「たまたまあなたが関った場所だけの例外的な話では?」と疑念をもたれてしまったら、原子力の問題にとって不幸な事ではないでしょうか。
※一例をあげるとプルサーマルの説明などは、間違いであることだけは「調べるまでもなく気づく」レベル。
 いわゆる「正解」は判らなくても、「違う」事ぐらいは判る。という話。
 私は正解も知ってたから簡単に気づきましたが。
 もちろん、より詳しい人から見れば、プルサーマルに「別の問題点」が指摘されるのかも知れず、それを元に説明したいが、うまく説明できないから「違うと知っていて」やっちまった可能性はありますけど。
 これは、小学校低学年の子供に火山の仕組みを説明するとき
  地球の中はドロドロに溶けていて、それが出てくるのが噴火です
 なんて言うのと一緒ですね。
 某池〇氏の説明なんかがコレに該当します。
 実際の地球の中(この場合マントル)は「液体」ではありません。
 対流していますが、「固体」です。
 それにマントルが直接火山から出てきているわけではありません。
 ですが。万人を相手に説明するとなると、小学3年生への説明と同じ内容になってしまうわけです。
 そう、「理科が1」という人にも判るように話さないといけないのですから。
つなみにプルサーマルでの問題点としては、燃料が輸送中に盗まれた際の「危険度」が大きいというところがあります。
ウラン燃料なら単に「核物質」としての問題(テロリストへの転売)だけですが、プルサーマル用の(プルトニウムが混入している)MOX燃料なら、「毒物」としても一級の危険物です。
警備の失敗はより大きな問題を引き起こすでしょう。